バイアグラの注意と副作用
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バイアグラ誕生
バイアグラは、1998年にアメリカでファイザー社から販売されました。日本では、翌年1999年1月25日に正式に認可され、専門医療機関に向けて販売されました。これは、世界で54番目の認可となります。欧米では、バイアグラが承認されるまでは、陰茎海綿体への自己注射または陰圧式勃起補助用具が第一選択となっていましたが、バイアグラが承認されてからは、第1選択はシルデナフィル(バイアグラ)になっています。
バイアグラの服用法と注意
バイアグラを飲むタイミングは、性交の30分〜4時間前の範囲であれば大丈夫ですが、普通は30分〜1時間前に飲むようにします。通常は50mgから服用し、副作用の出方によっては、25mgへ移行する必要もあります。ただし、65歳以上の高齢の方・肝障害(肝硬変など)のある方・腎臓障害のある方などは、医師と相談のうえ25mgから始めるべきです。あと、胃潰瘍の薬などに含まれているCYP3Aインヒビター(タガメットなど)などの薬を服用している方は、バイアグラの分解が遅れて血中濃度が蔓延し副作用が出やすくなるため、そのような方も25mgから始める必要があります。要するに、体が少し弱い方や高齢の方は、258mgから開始する方が良いということです。
バイアグラに関する間違い情報
バイアグラは「ED(勃起不全)」に効果を発揮しますが、性欲増強や射精障害などには全く効果がありません。従いまして、性欲が沸き起こっていないときには効果を発揮せず、バイアグラを飲んでも性欲が増強することもありません。
バイアグラの副作用
多くの薬と同じく、バイアグラにも副作用が現れる場合があります。例えば、頭痛・顔のほてり・胸やけ・鼻づまりなどです。ただし、25mgや50mgではそれらの副作用は非常に少ないと言えます。あと、非常に稀ではありますが、モノが青や赤に見える色覚異常がでる場合があり、アメリカなどで販売されている100mgの場合、色覚異常がかなり高い頻度で出ているとの報告があります。そのため、個人輸入などで100mgのバイアグラを服用した場合は、車などの運転は控えるべきです。繰り返しますが、25mgや50mgでは副作用は非常に少ないため安心して良いと言えます。